職場で心肺停止に陥った男性を同僚3人がとっさの連係で助けたとして、宮崎市は12日、IT企業「フェニックスシステム研究所」(本社・宮崎市佐土原町)に感謝状を贈った。
同社によると、昨年11月17日午前9時ごろ、同市橘通西1丁目にある同社コールセンターで起きた。社員5人が参加した朝礼の時、50代の男性社員が突然ふらついて床に崩れ落ちた。顔は青白く呼吸はなかった。
「たとえ使わなくてもAEDは必要」。目の前で見ていた40代の男性社員はそう考え、すぐに隣の事務室までAEDを取りに走った。事態があった部屋にいた40代の女性社員は119番通報した。
AEDを持って戻ってきた男性社員は倒れた男性に電極パッドを装着。電気ショックを施し、20回ほど胸骨圧迫をした。その後に気道を確保したとき、呼吸が再開したのがわかったという。別の40代の女性社員は横たわった男性のそばで名前を呼び続けたという。
男性が意識を取り戻したのは救助開始から約5分後。一時入院していたが、現在は後遺症もなく、3月から仕事に復帰予定という。
救助を率先した男性社員は前の…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル